クリーンルームで過ごす

クリーンルームってどんな仕組み?

クリーンルームってどんな仕組み? クリーンルームは0.5μmの粉塵が少ない限定された部屋を指します。
粉塵の量により、クリーンルームの清浄度のレベルが国際規格(ISO)により定められています。
より高い清浄度を維持するために、密閉空間に粉塵のないキレイな空気を部屋に供給しつづけるといった仕組みが必要になります。
密閉空間ですので、供給した分は、排出しなければなりません。
また、空気の供給場所と排出場所をスムーズに空気が流れるようにその配置を工夫する必要があます。
スムーズに空気が流れない場合、乱流が発生し、乱流によって、わずかに部屋の中にある粉塵を巻き上げることになります。
供給される空気は、HEPAフィルターといった特殊なフィルターを介して供給されます。
フィルターですので、定期的な交換を行わないと目詰まりを起こし、その機能が保てないため、工業用など厳格なクリーンルームを必要とする場合には、少なくても年に一度交換や点検を行わなければなりません。

クリーンルームのドアについて

クリーンルームは一部屋すべてをリフォームもしくは別室として新しく部屋を作る際に、その部屋の空調システムを最新式のフィルターを搭載させることで塵がほぼない空気のきれいな部屋を作れます。
クリーンルームのメリットは塵がほぼない状態に部屋を隔離できるので、例えば電子機器であれば精密機械の中に塵が入り込まないようにし故障のリスクを軽減し医療関係であれば重大な感染症を引き起こすような環境になったときに避難できる環境が出来上がります。
これまではフィルターが大きく向上や病院などの専門機関でしか設置できなかったのですが、現在では技術が発達し小型化に成功し一般家庭にも普及し始めています。
実際にどれほどまでに綺麗になるのかというと、部屋のきれい度は指標として約30センチの箱の中に塵の数が最小値で1万が一番清潔で最高値で100万の値という形でクラス分けされています。
一般的に平地の車の走る道路や何もしていない室内であれば塵の量は最高値の100万の量となり、そしてほぼ塵のない山の標高3000メートル以上から成層圏までの距離が1万となります。
クリーンルームは本来山の標高3000メートルから成層圏までの距離である1万の数に減らすことができ、これはほぼ1部屋の中に塵がない状態となります。