クリーンルームで過ごす

クリーンルームにはエアシャワーを設置する

クリーンルームにはエアシャワーを設置する クリーンルームという言葉を聞いたことはありませんか。
読んで字のごとくクリーンな部屋、つまり清潔さを保たれた部屋のことです。
精密な機械を製作したり、精度の高い実験を要求される場合などに必要です。
製造分野や科学分野また医学分野など様々な職種で要求される場合があります。
もちろんクリーンルームの内部は、エアコンや換気なども常にクリーンなエアを入れるような設計になっています。
このクリーンルームで最も注意なくてはならないのは、外部からの人の出入りです。
人が出入りする事により外部より余計な物や有害なものを持ち込まないように細心の注意を払わなくてはなりません。そのために必要なものがエアシャワーなのです。出入りする人は入室する前に清潔な服に着替えます。しかしこれでも全く安心できるとは思えません。
そこでクリーンルームの出入り口に、小さな部屋を別途設けてここにエアシャワーを設置するのです。清潔で強い空気のシャワーを浴びせて、埃やゴミなど持ち込んではいけないものを除去するのです。

クリーンルームを利用する異物除去について

工場を始めとして、多くの業種や業界で利用されているものにクリーンルームがあります。
設置をすることで、取引相手や顧客に安心や信頼を提供することができ、結果、企業の業績に対しても好影響が期待できるようになります。
クリーンルームには、大きく、工業品の製造過程で用いられているものと、治療室や手術室を始めとしてバイオテクノロジーの分野で用いられているものの2つが知られていますが、設置には定められた基準に沿って行うことが必要となります。
現在、日本で一般的に使用されている規格には4つがあり、それぞれに異物除去に関しては基準となる数値に違いがあります。
そのために設置では、どの規格による表示となるのか注意をすることが必要となります。
内容としては、JIS規格、1988年米国連邦規格、1992年米国連邦規格、ISO規格があり、日本においては1988年米国連邦規格が一番良く使用されている規格となっています。
クリーンルームの設置では、一番難しいものとしてどれを対策の対象とするのかという点があり、、クリーン化では時間をかけた数値の確認が必要になります。
また、一番の発塵源は人間そのものとなるために、使用する場合は十分な対策を講じることも大切になります。
クリーンルームでは、浮遊する微粒子などの異物除去はできますが、大きな落下塵は除去することができず、そのために、まず、掃除が不可欠なものとなります。